梅雨が近づき、湿度が上がるこの季節、特に気を付けたいのが食中毒です。
梅雨の時期や夏場は特に注意が必要ですが、実は一年を通して気を抜かず対策をすることが大切です。
今回のブログでは、現在、厚生労働省が提唱する細菌性食中毒予防の基本「つけない・ふやさない・やっつける」を再確認し、具体的な方法をお伝えします。
食中毒予防の基本①「つけない」
まず、細菌やウイルスを『つけない』ことが重要です。以下のポイントを守りましょう。
手洗いの徹底
正しい手洗いは食中毒予防の基本です。石鹸を使い、手のひら、手の甲、指の間、爪の間、手首までしっかりと洗いましょう。特に調理中は食材が変わるに手を洗うように心掛けましょう。
ドリップの防止
肉や魚から出る汁(ドリップ)には細菌が含まれていることがあります。他の食材に付着しないよう、買い物時や保存時にはポリ袋に入れるなどの工夫をしましょう。
器具の洗浄
弁当箱のパッキン部分や調理器具の細かい部分は、しっかりと外して洗いましょう。これにより、細菌の繁殖を防ぐことができます。
魚や野菜の洗浄
魚や野菜、果物は調理前に流水でしっかりと洗浄しましょう。ただし、肉は水洗いせず、ドリップをキッチンペーパーで拭き取るようにしましょう。
調理用手袋の使用
おにぎりや手巻き寿司を作る際は、ラップや調理用手袋を使うと安心です。手には見えない細菌が付着していることがありますので、直接触れるのを避けましょう。
食中毒予防の基本②「ふやさない」
細菌は時間とともに増殖しますので『ふやさない』ためには以下のポイントを押さえましょう。
生モノの最後の購入
ス-パ-などの店内は暖かいため、生モノは最後に購入し、保冷バッグを活用しましょう。
食材の正しい保存
保存方法を守り、消費期限内に食べることが大切です。大きな肉や魚は小分けして冷凍保存すると良いでしょう。
電子レンジや流水で解凍
自然解凍は時間がかかり細菌が増殖する恐れがあります。電子レンジや流水を使って解凍するのがおすすめです。
料理は小分けして保存
カレーやシチューなどは、底の浅い容器に小分けして冷蔵保存し、食べる際はしっかりと加熱しましょう。
弁当箱に詰める前に冷ます
熱々のまま弁当箱に詰めると、水分が多くなり、傷みやすくなります。冷ましてから詰めるようにしましょう。
テイクアウト料理の管理
テイクアウトメニューや出前料理は早めに食べるようにし、長時間常温で放置しないようにしましょう。パーティーなどでは保冷剤を活用しましょう。
食中毒予防の基本③「やっつける」
細菌を『やっつける』ためには、以下の方法を実践しましょう。
食材の中心まで加熱
細菌やウイルスの多くは高温に弱いため、食材をしっかりと加熱することが大切です。
しゃぶしゃぶや焼き肉などでは、生肉用の箸やトングを使い分けましょう。
調理器具の清潔保持
包丁やまな板は、肉用と野菜用に分けるとさらに安心。また、使用後は定期的に熱湯や塩素系漂白剤で消毒しましょう。
キッチンの清潔保持
食後の食器や調理器具は早めに洗い、シンクや三角コーナーも清潔に保つようにしましょう。
食中毒を予防するための基本を守り、安心して美味しい食事を楽しみましょう。
定期的に手洗いや食材の扱い方を見直し、細菌の『つけない』『ふやさない』『やっつける』を徹底することで、健康な生活を維持することができます。
正しい知識と対策で、この夏を健康に過ごしましょう!
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